勉強は楽しい趣味だ!
人生にゆとりを生み出す知の整理術
著:pha
この本を手に取って欲しい人
・そもそも勉強って何?
・本を読んでもすぐ忘れちゃう…
・勉強なんて楽しくない!
上記の3つのどれかに当てはまる人にオススメできる内容だと思います。
そもそも勉強って何?
勉強と聞くと受験勉強や資格試験のようにやらされている、楽しくないといった感情を持つ人もいると思います。
この本では勉強とは
知識を整理して自分の中に取り入れること
本の情報に自分なりのメタ情報を付け加えること
さらに勉強の定着度は3段階で
情報→知識→知恵
と書かれています。
情報
本やウェブサイトといった、自分の思いが入ってないオリジナルの状態
→無色透明
知識
情報に自分の思想や思い出、経験、感覚といったメタ情報を付け加えたもの
→自分の色がある
知恵
知識が実用的になった状態
→感覚で自分の色をまた再現できる。
だからこの本のタイトルは知識の整理術ではなく知(識・恵)の整理術なのだと思いました。
つまり
勉強とは無色透明の情報に、自分なりの経験や感覚を付け加えて、自分の色を作っていくこと
→インプット
そして
その色をどのようにして作ったか説明できることが、タイトルにも含まれている整理ということ
→アウトプット
になるわけですね。
本を読んでもすぐ忘れちゃう…
私も本を読んでも内容はすぐ忘れてしまう人です。本のタイトルは覚えていても、
「どういう本だったの?」って聞かれると言葉につまってしまう…
この会話が怖くて、休日に本を読んでたって言えない自分がいます。
本を読んで面白いと思う場所は人それぞれで、それがその人の色になるわけです。
でもそれがどうして面白かったのか、どうしてその色になったのかを整理できていないと、自分でも振り返れないですし、内容を聞かれたときにうまく返せません。
整理できているかどうかを確かめるには、可視化や言語化することで、自分の考えを外に出して、自分を客観的に見ることが大切だと述べられています。
整理・・・アウトプット可能
今回、不慣れではありますが、この本について書いているのも、本の内容を聞かれて困る自分を克服したい思いがあるからなんですよね。
勉強なんて楽しくない!
自分が本当に知りたい、必要なことについては楽しく勉強できるものです。
楽しくないと思っているのは、それをやらなくてもいいと思っているから、やらされていると思っているからではないでしょうか?
この本では勉強をする際に重要な3つのこととして、
「習慣の力」でやる
「ゲーム感覚」でやる
「楽しいことだけ」やる
を軸にしています。
上2つは受験勉強や資格試験って感じがしますね。やらなきゃならないことをいかに続けていくか。
3つ目の「楽しいことだけ」やっていけたら、それがいいですよね。
でもそんなふうにはいかないこともあります。そんな時は、それを楽しいと思っている人の力を借りましょう。本でもウェブサイトでもYouTubeでもいいと思います。
それでもやってみたいと思わないときは、今はそれをやるときではないのかもしれませんね。ほかの楽しそうなことを見つけましょう。
「子曰く、これを知る者はこれを好む者に如かず。これを好む者はこれを楽しむ者に如かず」
論語にあるように楽しいのが一番ですね!
最後になりますが、
自分の中の楽しいを増やしていくこと、
深めていくことが勉強だと考えるとワクワクしてきませんか?
皆さんの人生が色どりに溢れますように!
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